『投げたボールは戻ってくる』は、わたりさえこが2009-2010年頃に同人誌(個人誌・合同誌)で発表した創作小説の再録集です。
 100字の超掌編から、原稿用紙50枚程度の短編まで、計137編を収めています。
 >>収録作品の紹介と冒頭試し読み、初出誌一覧はこちらをご覧ください。






 「この電車は、魚津には停まらんがですかな?」
 はくたか号の車内で、僕達は隣席の老人に声をかけられた――。

 文学フリマ金沢の開催に合わせて発行される本書には、2015年3月に金沢まで開業した北陸新幹線を舞台とした、短編小説「投げたボールは戻ってくる」を書き下ろしました。
 また、2010年に書かれ、これまで未公開となっていた短編小説「死体隠しにうってつけの朝」を初収録しました。






 これまで、小説の発表に際して、"あとがきとしてのまえがき"(あとまえ)と題した、いわゆる創作余談を>>ブログに掲載してきました。
 本書では、あとまえを小説本文の前に掲載しました。本文より先に読んでも後に読んでも、また読み飛ばしていただいても構いません。
 なお、一部のあとまえは書き下ろしです。





 
 
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