『安全シールをはがしましたか?』
 短編小説集/文庫判/92ページ

価格 500円

発行 2012年5月6日
作者 わたりさえこ
表紙 昧
印刷 プリントオン株式会社




いつか近くであったことだし、少しも不思議なんかじゃない。
幸せになりたいはずだった人達の日々を描いた小説集。

《目次》
 後生ですから幸せにして
   フクロウの絵
     新聞の下段広告を見て考えた。
     フクロウの絵が、本当に幸せをもたらしてくれるのなら。
   お望みの前世
     元・一流営業マンは占い師に転職して、
     「自分の前世を知りたい」男と相対する。
   私をもらって
     〈無料です〉と書かれた箱の中に正座している女がいたので
     「何が無料なのですか」と聞いたら「あたし」と言う。
 クライ、サイレンス
   隣の席の友人Aと、ダルマのことで賭けをした。
   大地震の日の長い帰路を描いたノンフィクショナル・フィクション。
 安全シールをはがしましたか?
   ジャムの瓶には、〈封印〉と印字されたシールが貼られている。
   その瓶が未開封であることを示し、はがすと跡が残る。
 行方さんと流石くんの穏やかな日常
   行方さんは俺と付き合いたいらしい。
   たぶんそうだと思うのだけど、すっきりしないことばかり。




 





この本は11月14日(金)午前9時より架空ストアにてご購入いただけます。
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